しんしんと降る雪を眺めながら、体の芯から温まる温泉…。冬の北海道でしか体験できない、最高の贅沢です。 「でも、小さな子供や赤ちゃんを連れて、温泉旅館なんて行けるのかな?」「周りに迷惑をかけないか心配…」
そんな不安を抱えるパパママのために、この記事があります。 実は、北海道には子連れ・赤ちゃん連れを大歓迎してくれる、素晴らしい温泉宿がたくさんあるんです。
今回は、家族旅行の二大人気温泉地である「登別温泉」と「定山渓温泉」の中から、「これなら安心!」と自信を持っておすすめできる温泉宿の選び方と、具体的な宿をご紹介します。
子連れ温泉宿選び「3つの黄金チェックポイント」

家族みんなが快適に過ごせる温泉宿を選ぶには、3つのポイントを確認しましょう。
1. 「貸切風呂(家族風呂)」はあるか?
これが最も重要なポイントです。周りの目を気にせず、家族だけのプライベートな空間でお風呂を楽しめます。「失敗談:大浴場にベビーチェアがなく、赤ちゃんを洗うのが大変だった」という声もあるので、貸切風呂の存在は要チェック。露天風呂付きかどうかも確認すると、満足度がさらに上がります。
2. 食事のスタイルは「部屋食」か「ビュッフェ」か?
静かな食事処での会席料理は、子供が飽きてしまう可能性があります。おすすめは、移動の手間がない「部屋食」か、子供が好きなものを好きなだけ選べる「ビュッフェ(バイキング)」形式です。ビュッフェの場合は、アレルギー表示がしっかりしているかも確認しましょう。
3. 子供向けサービスは充実しているか?
子供用の浴衣や食器、食事メニューの有無も確認しましょう。キッズスペースやプールなど、子供が楽しめる施設が充実している宿も人気です。
おすすめ宿の比較早わかり表
まずは、今回ご紹介する宿の特徴を一覧で比較してみましょう。
| 宿名 | 貸切風呂 | 食事 | プール | 赤ちゃん対応 |
| 第一滝本館 | 〇 | ビュッフェ | 〇 | ◎ |
| 登別万世閣 | 〇 | ビュッフェ | 〇 | 〇 |
| 定山渓ビューホテル | 〇 | ビュッフェ | ◎ | 〇 |
| 厨翠山 | 全室温泉風呂 | 部屋食 | × | ◎ |
【登別温泉】泉質豊富な温泉天国でおすすめの宿
9種類もの泉質が楽しめる、日本有数の温泉地。煙が立ち上る「地獄谷」は、まるで別世界のような迫力です。札幌からは高速道路で約1時間半。
1. 第一滝本館
「温泉のデパート」と呼ばれるほど、多種多様な浴槽が楽しめる巨大温泉リゾート。
- 子連れポイント: 広々とした屋内プールがあり、子供がエネルギーを発散できます。食事はビュッフェが基本で、キッズメニューも充実。貸切風呂もあります。
- 口コミ評価: 「とにかくお風呂の種類が多くて、館内だけで一日中楽しめる。子供もプールに大喜びでした」

2. 登別万世閣
登別温泉バスターミナルからすぐの好立地。
- 子連れポイント: ビュッフェ会場にキッズコーナーがあり、子供が喜ぶメニューが豊富。貸切風呂も完備しており、家族水入らずの時間を過ごせます。
- 口コミ評価: 「食事がビュッフェだったので、子供の好き嫌いを気にせず、家族みんなが満足できました」

【定山渓温泉】札幌の奥座敷でおすすめの宿
札幌市内から車で約1時間と、アクセス抜群の人気温泉地。日帰りで楽しむ人も多く、「札幌の奥座敷」と呼ばれています。
3. 定山渓ビューホテル
屋内温水プール「水の王国ラグーン」が子供たちに絶大な人気を誇るホテル。
- 子連れポイント: ウォータースライダーもある本格的なプールは、チェックイン前・チェックアウト後も利用可能。食事も種類豊富なビュッフェが楽しめます。
- 口コミ評価: 「子供はスキーよりプールが楽しかったみたい(笑)。温泉とプール両方で遊べて、最高の思い出になりました」

4. 厨翠山(くりやすいざん)
少し贅沢に、静かな時間を過ごしたい家族向けの、全14室のハイクラスな宿。
- 子連れポイント: 全室に源泉かけ流しの展望風呂が付いています。時間を気にせず、いつでも好きな時に、家族だけで温泉に入れます。食事も部屋食で、プライベートが完全に保たれます。
- 口コミ評価: 「少し値段は張るけど、部屋のお風呂から雪景色を眺める体験は最高。赤ちゃん連れでも、周りに一切気を使わなくていいのが本当にありがたかった」

年齢別まとめ:結局、どこがおすすめ?
赤ちゃん・よちよち歩きの幼児連れなら
周りを気にせず、部屋でゆっくり過ごせる「厨翠山」が最適。全室温泉風呂付きと部屋食で、パパママの負担が最も少ないです。
元気いっぱいの未就学児・小学生連れなら
プールや多彩なお風呂で一日中遊べる「第一滝本館」や「定山渓ビューホテル」がおすすめです。子供のエネルギーを存分に発散させてあげられます。
赤ちゃん連れの温泉デビュー Q&A

- Q. 赤ちゃんはいつから温泉に入れる?
- A. 一般的には、首がすわり、生後5~6ヶ月頃からOKとされています。ただし、泉質が強い温泉は避けた方が無難です。心配な場合は、宿に直接問い合わせてみましょう。
- Q. 必要な持ち物は?
- A. ベビーソープ、湯上り用のバスタオル、保湿剤、湯温計、バスチェア、水遊び用おむつなどがあると便利です。宿によってはベビーグッズを貸し出してくれる場合もあります。
まとめ:冬の温泉は、家族の絆を深める最高の体験

いかがでしたか? 「子供が小さいから」と、温泉旅行を諦める必要は全くありません。貸切風呂や部屋食といった、子連れに優しい宿を賢く選べば、家族みんなで最高の思い出を作ることができます。
雪景色を眺めながら、家族みんなで入る暖かい温泉。その時間は、きっと家族の絆をより一層深めてくれるはずです。 ぜひ、この記事をブックマークして、最高の冬の温泉旅行を計画してくださいね!
