毎年2月上旬、札幌が白銀の世界に変わる「さっぽろ雪まつり」。一度は子供に見せてあげたいと思う一方、「極寒の中、小さな子供を連れて行っても大丈夫?」「ベビーカーは使えるの?」といった不安も大きいですよね。
ご安心ください!しっかりとした準備と、ちょっとしたコツさえ知っていれば、さっぽろ雪まつりは子連れでも最高の思い出を作れるイベントです。
この記事では、子連れで雪まつりを楽しむための服装や持ち物、各会場の回り方、あると便利な裏ワザまで、あなたの不安を解消する情報を完全網羅しました。万全の準備で、冬の北海道を楽しみ尽くしましょう!
【最重要】子連れの服装と持ち物チェックリスト

雪まつりの成功は、防寒対策で9割決まります。特に子供は大人より寒さに弱いので、完璧な準備をしていきましょう。「現地で実際に子連れで参加した多くの親が『これだけは必須』と口を揃えるアイテム」を中心にリストアップしました。
服装(子供)
- アウター: スキーウェアやつなぎが最強。撥水性・防水性に優れ、雪で遊んでも濡れません。
- インナー: 吸湿速乾性の高い肌着の上に、フリースなどを重ね着。汗をかいても冷えないようにすることが重要です。
- 足元: 防水性の高いスノーブーツが必須。靴用のカイロも忘れずに。靴下は厚手のものを2枚履き。
- 小物: ニット帽、耳当て、ネックウォーマー、防水手袋。顔周りと「首」とつく部分(首、手首、足首)を温めるのがコツです。
持ち物リスト
- カイロ: 貼るタイプ、貼らないタイプ両方あると便利。
- 魔法瓶: 温かい飲み物(麦茶、ココアなど)を入れて持っていくと、体が温まります。
- ベビーカー用防寒グッズ: フットマフやレインカバーは、冷たい風から子供を守る必須アイテム。
- 抱っこ紐: 人混みや、ベビーカーが使いにくい場所で活躍します。防寒用のケープもセットで。
- 携帯用そり: 会場間の移動や、子供が疲れた時に大活躍する裏ワザアイテムです。
主要3会場の回り方と子連れ向けポイント

雪まつりは主に3つの会場に分かれています。それぞれの特徴を知り、効率よく回りましょう。
1. 大通会場(雪像のメイン会場)
大通公園に巨大な雪像や氷像が立ち並ぶ、雪まつりの象徴。1丁目から12丁目までと非常に広いですが、子連れなら見る場所を絞るのが賢明です。
- ポイント: 大雪像は迫力満点ですが、子供が喜ぶのは市民が作った中小の雪像や、アニメキャラクターの雪像です。公式マップで事前に場所を確認しておきましょう。
- 注意点: 地下鉄「大通駅」直結でアクセスは良いですが、地上は非常に混雑します。ベビーカーは動きにくい時間帯もあるので、抱っこ紐との併用がおすすめです。
2. すすきの会場(氷の祭典)
大小様々な氷の彫刻(氷像)が展示される幻想的な会場です。
- ポイント: 夜のライトアップが特に美しいですが、その分、夜は非常に冷え込み、道も凍結して滑りやすくなります。子供連れなら、比較的空いていて安全な夕方早めの時間帯が狙い目です。

3. つどーむ会場(雪の遊び場)
子供が主役の会場です。巨大な雪の滑り台や、スノーラフティングなど、雪とふれあえるアトラクションが満載。
- ポイント: 都心から少し離れていますが、シャトルバスが運行しています。ここで思いっきり雪遊びをさせるのが、子供の満足度を最も高めるプランです。室内スペースもあるので、休憩や食事も安心です。
子連れ雪まつり Q&A

よくある疑問や不安をここで解消しておきましょう。
- Q. ベビーカーは使える?
- A. 使えますが、圧雪された道はガタガタで押しにくく、人混みでは動きにくいです。特に夜間は道が凍ることも。体験者の多くは、抱っこ紐と併用し、子供が寝た時や休憩時に使う、と割り切ることを推奨しています。
- Q. 授乳室やおむつ替えの場所は?
- A. 会場内には仮設のものが設置されますが、数が少なく混雑します。大通会場であれば、地下街「オーロラタウン」「ポールタウン」に降りれば、デパートや公共施設の清潔なベビールームが利用できます。事前に場所を把握しておくのが賢明です。
- Q. 食事はどこでするのがおすすめ?
- A. 会場内の屋台は魅力的ですが、寒い中で立って食べるのは子連れには大変です。体を温めるためにも、地下街や周辺のデパートのレストランフロア、カフェなどを利用するのが良いでしょう。
- Q. 車で行きたいけど、駐車場はある?
- A. 会場に専用駐車場はありません。期間中は大規模な交通規制が敷かれ、周辺道路は非常に混雑します。車で行くのは避け、地下鉄やバスなどの公共交通機関を利用することを強くおすすめします。
- Q. 少しでも空いている時間帯は?
- A. 最も混雑するのは、ライトアップが始まる夕方から夜、そして週末です。子連れでゆっくり見たいなら、平日の午前中が圧倒的におすすめです。特に「つどーむ会場」は午前中が狙い目です。

まとめ:万全の準備で、一生の思い出を

さっぽろ雪まつりは、確かに過酷な環境ですが、それを上回る感動と楽しさがあります。この記事で紹介したポイントを参考に、万全の準備を整えてください。
寒さ対策を完璧にし、無理のない計画を立てれば、子供たちの目に映る白銀の世界は、きっと一生忘れられない宝物になるはずです。最高の冬の思い出を作ってきてください。 ぜひ、このページをブックマークして、旅行の直前にもう一度見返してみてくださいね!